くっつかないフライパン…のハズなのに、こびり付いた汚れを落とす毎日。そんなストレスから解放されたい。
こんな悩みに直面した事ありませんか?
例えば、「くっつかない」が売りのフライパンを使って、目玉焼きをテレビや通販サイトのようにスルリお皿に盛り付けたいのにフライパンから落ちてこない。
自分の腕が悪いのか、それとも不良品を買わされてしまったのか、そんな不安を感じるかもしれませんが、コツや料理の腕は関係ありません。
この記事では、その原因と解決方法についてお伝えします。
調理中のフライパンがくっつくイライラを解決!新発見の原因と対策をご紹介!
調理中のフライパンに具材がくっついてイライラした事は、料理経験者なら誰しも経験があるのではないでしょうか。
くっつかないフライパンの特徴として、テフロン加工やダイヤモンドコーティングなど、様々な技術が駆使された商品が数多く見受けられます。
実は、どれだけ優れたフライパンを使っていても、焦げ付いてしまう原因があるのです。
フライパンがくっつく新発見の原因
フライパンに具材がくっついてしまうのは「熱毛管対流(マランゴ二対流)」が原因です。
いきなり専門用語になってしまいましたが、料理をする時をイメージして見て下さい。
例えば、炒め物をする時、フライパンを温め、油を入れ全体に行き渡らせます。
しばらくそのままにしていると、油がフライパンの真ん中から端の方へ流れていき、ドーナツ状になった経験ありませんか?
これが、「熱毛管対流(マランゴ二対流)」と言われるもので、フライパンの熱が上がる事で油が、温度の高い所から、低い所へ流れてしまう事を指します。
つまり、フライパンの温度が高い、なのに油の量が少ない真ん中に具材を投入してしまうと、見事にくっついてしまうのです。
くっつき対策
原因が分かった所で、くっついてしまう対策を考えてみましょう。
【対策】
- 油を多めに満遍なく引く
- フライパンを加熱しすぎない
- 厚底のものを選ぶ
- 調理中に定期的に混ぜる
それぞれの内容について、細かく見ていきます。
油を多めに満遍なく引く
これは当然といえば当然かも知れませんが、フライパンに油の隙間を与えない事で、くっついてしまう面を無くす事が重要ですね。
油を使う時って、結構勿体ない気がして、出し渋ってしまう事ありませんか?私だけでしょうか?
くっついてしまう事とどちらを優先するのか、自分との戦いにもなりますね。
又、油を多く使う事でカラダへの影響を気にされる方もいらっしゃるかと思います。
そんな時は、オリーブオイルなどカラダに優しい油であれば、罪悪感はなくなります。
ただし、サラダ油よりも高価になるので、そのあたりは家計と要相談です。
フライパンを加熱し過ぎない
これも基本ですね。
これはたまに料理をする男性に多い傾向があるのですが、料理番組や専門店の作り方を真似て、しっかりフライパンを温める事が上手く行くコツだと思い込んでいる節があります。
それまでの下ごしらえを無駄にしてしまう恐れがありますので、くれぐれも家庭料理である事を忘れないようにしましょう。
厚底のものを選ぶ
温度が不均一になってしまうのを防ぐ対策として、厚底のフライパンを選ぶ事は大きな意味があります。
フライパンの寿命は一般的に「2年」と言われているので、ご家庭で使っているフライパンの購入日を確認し、2年以上使用している場合には、買い替えを検討して見るのも良いでしょう。
調理中に定期的に混ぜる
料理が初めての方以外は、自然にやられている事だと思います。
よく「肉は触らない方が良い」という話と混同してしまう方もいますが、焼肉やステーキなどを焼く時は確かに、肉汁が出てしまう事がありますが、それを鵜呑みにしてほったらかしにしてしまうと、ビッタリ付いて剥がれなくなってしまうので、何事もやり過ぎには注意しましょう。
調理中のフライパンがくっつくイライラを解決!新発見の原因と対策をご紹介!【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
調理中のフライパンがくっついてしまう原因についてご紹介してきました。
意外と良かれと思ってやっていた事が、逆効果になっていると思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、煙が出るまでフライパンを温めた方が、料理は美味しくなると思い込んでいました。
そして、何度もくっついたフライパンを汗水垂らしながら洗ってきました。
自分の常識って案外頼りにならないものなのかなと、今回の記事を通じて痛感した今日この頃です。
料理は後片付けまでが料理です。
フライパンを上手に使いこなして、ストレスのない手料理生活を送りましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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